理工学専攻生物科学領域 博士前期課程1年の安藤 慎 さんが令和6年度日本結晶学会年会でポスター賞を受賞しました。
この賞は、日本結晶学会の年会において優秀なポスター発表を行った学生に授与される賞です。
安藤さんは今回の受賞に際して「ポスター賞を受賞でき、大変嬉しく思っています。今後も核酸の構造解析という分野の発展に貢献できるように更に努力してまいります。」と語っています。
生体内にある分子の3次元的な構造を原子・分子レベルで解析することで、その分子の機能を明らかにしたり、医薬品開発に活用できたりします。タンパク質の構造解析は以前から行われており、技術的にも確立されていますが、DNAやRNAといった核酸の構造解析はそれに比べて十分には進展していません。そこで、本研究では、核酸に特化した構造解析技術の開発を行いました。本研究で開発した構造決定法は、核酸構造生物学の必須ツールになると考えています。