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2014.04.02

情報理工学科の高橋浩准教授が第59回前島密賞を受賞しました

理工学部情報理工学科の高橋浩准教授が公益財団法人通信文化協会より、前島密賞を受賞しました。
 
前島密賞は、逓信事業の創始者「前島密」の功績を記念し、その精神を伝承発展せしめるため、1955年に設けられ、情報通信及び放送の進歩発展に著しい功績のあった人に授与される賞です。
 
今回の受賞理由は AWG(arrayed-waveguide grating)型の波長フィルタの先駆的研究(世界で初めての動作実証)とその実用化です。このフィルタは光集積回路技術を用いて作製されるもので、波長の異なる多数の光信号を一度に分離する光学素子です。これを用いることで波長多重通信システムが実現され、光ファイバ1本あたりの伝送速度(1秒間に送ることのできるビット数)が従来と比較して約100倍(10Gbit/sから1000Gbit/sへ)になりました。現在世界中の光通信システムで採用され、電話/携帯電話、インターネットなどあらゆる情報通信サービスを支えています。
 
受賞者:高橋浩(理工学部 情報理工学科 准教授)、他2名(他研究機関)
授与団体:公益財団法人通信文化協会
表彰名:前島密賞
贈呈式:2014年3月25日
授与理由:アレイ導波路回折格子の考案と実用化
 
参考:前島密賞ウェブサイト  http://www.tsushinbunka.org/maejima.html
 
今回の受賞については、本学公式HPキャンパスインフォメーション欄にも掲載されています。