上智大学などを運営する学校法人上智学院(理事長:佐久間勤)は、「上智大学多言語対応医療・看護・福祉・介護情報提供システムSoCHAS(ソーカス=Sophia Cross-lingual Health Assistant System)の開発、普及、及びICTを利用したダイバーシティの実現を目指す大学発ベンチャー「ソフィアメディカルインフォ株式会社」(以下ソフィアメディカルインフォ)を、2018年10月1日に設立しました。
SoCHASは、主に訪日外国人旅行者が医療機関を受診した際に生じるコミュニケーション問題を解決するためのツールとして開発されたタブレットアプリです。医師、看護師、介護福祉士など、医療、福祉従事者と日本語を母語としない人々とのスムーズなコミュニケーションを支援します。診療科選択から、医療機関での受付、問診、受診、会計、投薬という一連の流れで想定しうるコミュニケーションを洗い出し、医師の監修のもと約2万文例に取りまとめ、さらに5万語を収録した単語帳も有しています。現在、聖マリアンナ医科大学東横病院で実証実験を行っており、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会などでインバウンドの大幅な増加が予想される2020年に向け、システムの検証を行います。
ソフィアメディカルインフォは、四谷のワンキャンパスに文系・理系全ての学部が揃うことで可能となる人文系、社会系、理工系の学際的な研究環境と、言語教育研究センターを擁し、22言語の授業を提供するなど充実した語学研究の場を持つ本学の強みを最大限に生かして事業を展開いたします。社長には、SoCHASの開発責任を担う理工学部情報理工学科 教授の高岡 詠子が就任。今後、SoCHASのコンテンツ開発と普及を通じ、ダイバーシティ社会における共生社会の実現、および大学発ベンチャーとして、学生、教職員、卒業生を巻き込んだ社会貢献を推進してまいります。
詳細は、下記のプレスリリースをご覧ください。
プレスリリース(PDF)(402.19 KB)
ソフィアメディカルインフォ株式会社
TEL:03-3238-3565
smi-info-co@sophia.ac.jp
なお、こちらのニュースは上智大学HPにも掲載されております。