理工学部の全1年次生を対象にした必修科目には理工基礎実験・演習の他に次の科目があります。
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理工学概説理工系の幅広い分野の知識と、所属学科で専門分野を学ぶために必要な基礎知識および科学における安全と倫理を身に付けることを目的とします。
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数学 AI(線型代数)すべての理工系科目を理解するための基礎となる線型代数について学びます。工学や物理学などを学ぶ上で基礎となるだけでなく、専門科目を習得するためにも必要不可欠な科目です。
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数学 BI(微分積分)微分積分は、多変数の微積分、ベクトル解析、微分方程式、複素関数論など、連続して学ぶ数学の基礎として、また「数学 AI(線型代数)」 と同様に、工学や物理学などを学ぶ上で必要不可欠な科目です。
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数学演習 I「数学 AI (線型代数)」と「数学 BI (微分積分)」の講義内容を踏まえた演習を行います。
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基礎物理学力学、電磁気学、および熱力学などの内容を復習し、基礎概念を理解します。始めに微分、ベクトル解析の基本的な事項について学び、次に運動方程式から出発して、それぞれの保存則について説明します。電磁気学では、電荷、電流、電圧に関する基本概念と静電場、静磁場の基本法則について、熱力学では、巨視的なスケールでの現象の記述における、熱、温度、圧力などに関する基本的法則について解説します。
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基礎化学化学は、物質の性質と変化を研究する学問です。化学の理解に必要な1.化学の基礎と原子の構造、2.元素の周期的性質、および3.化学結合と分子構造について学習することを目的とします。具体的には、原子の構造と電子の配置やそのエネルギー状態、分子軌道で考える共有結合や混成軌道の概念、イオン結合、金属結合や水素結合などさまざまな化学結合の形態について解説します。
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基礎生物学生物学の基礎的知識を教養として身に付けることを目的とします。生体を構成する分子、細胞の構造と機能、遺伝情報の伝達と発現、個体の活動と調節など、高校生物の学習内容を復習・確認するとともに現代生物学の新たな発展、バイオテクノロジーと社会の関わりにも触れます。
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基礎情報学コンピュータの汎用性を実現している技術や思想を理解するため、コンピュータの構成、ソフトウェアの構成、数値データの構成、非数値データの構成などについて総合的に講義します。(内容: 1.ハードウェア構成、2.機械語プログラムとCPUの仕組み、3.ソフトウェア、4.さまざまな機器やネットワークとそのインタフェース、5.オペレーティングシステム、6.プログラミング言語、7.数値データの構造、8.文字データの構造、9.画像データと音声データの構造など。)