理工学専攻物理学領域 博士前期課程2年の織田 瑛子さんが原子衝突学会第50回年会で優秀ポスター賞を受賞しました。
この賞は、自身の研究成果をポスターの形式で持ち寄り行うポスターセッションにて、特に秀でた発表に与えられる賞です。研究目的に対するアプローチが的確であるかに加え、課題について発表者自身が主体的に取り組んでいるか等が審査項目に含まれます。
織田さんは今回の受賞に際して「このたびの受賞を大変光栄に思います。この受賞を励みにさらなる研究に邁進してまいります。」と語っています。
惑星大気やプラズマ、放射線科学における反応では、原子・分子のエネルギーの高い短寿命状態が中間体として関与します。本研究は、大型加速器施設で得られる放射光を用いて、分子の超励起状態を作り出し、その反応素過程を明らかにすることが目的です。
本研究では水分子のイオン対解離に着目し、フラグメント負イオンの運動量分布測定および生成断面積測定を行い、そのダイナミクス解明を試みました。