これまで担当した講義・演習・実験は、統計力学II(3年次)、解析力学(2年次)、物理実験学(磁気共鳴、3～4年次)、数理物理演習III(量子力学演習、3年次)、物理実験I(1年次)、物理実験III(NMR、3年次)、物性物理特論(大学院)など。
現在の研究テーマは、量子スピン磁性体、高温超伝導体、有機錯体金属など固体中の電子の極低温・強磁場領域での振る舞いをNMR及びμSRをプローブとして調べること。(研究テーマ)
銅酸化物超伝導体及び低次元量子スピン系のNMR及びμSR

理学博士(東京大学)

NMR，超伝導，磁性

私はNMRとμSRを用いて物質の中の「電子の状態」を調べています。一般にNMRは物質を構成する原子毎の情報を、μSRは原子と原子の間のようすを与えてくれます。研究のゴールは、擬１次元、擬２次元などの低次元物質や、幾何学的フラストレーションを有する磁性体など、三次元長距離秩序を起こしにくい物質における新奇な基底状態の探索です。