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教員紹介

上智大学理工学部

久世 信彦
久世 信彦

クゼ ノブヒコ

  • 職位
    教授
  • 主な研究テーマ
    気体電子線回折、マイクロ波分光法、計算化学による分子構造解析
  • プロフィール

    1996年-2011年 上智大学理工学部化学科物理化学研究室 マイクロ波分光,振動分光,気体電子回折による気体分子の構造について研究
    2011年-現在 上智大学理工学部物質生命理工学科物理化学研究室 マイクロ波分光,振動分光,気体電子回折,量子化学計算による気体分子の構造とダイナミクスについて研究

    「マイクロ波分光法による新規星間分子候補の探索」
    「気体電子回折による香り分子の立体構造」
    構造化学における分光法と回折法,計算化学により,気体分子の構造と物性を解明する研究に取り組んでいる。分光法では「マイクロ波分光法による新規星間分子候補の探索」というテーマを設けている。星間空間では直鎖炭素分子といったような,特徴的な構造を持った分子が発見されている。我々は実験室系でその候補となる分子を作り出し,電波望遠鏡によるスペクトルサーチをサポートできるように,分子固有の回転定数とその幾何学的な構造を精密に測定することを行っている。また回折法では「気体電子回折による香り分子の立体構造」というテーマを掲げている。香り分子には分子内に複数の内部回転自由度を持ったものが多く存在する。これら分子の回折データを測定し,計算化学と組み合わせることによって,実験的に立体配座や内部回転ポテンシャルの決定を試みるものである。

    (研究テーマ)
    マイクロ波分光法
    気体電子回析

  • 学位

    理学士(北海道大学),理学修士(北海道大学),博士(理学)(北海道大学)

  • 研究キーワード

    量子化学計算振動分光分子構造気体電子回析回転分光

  • 研究紹介

    回転分光・気体電子回折・量子化学計算を用いた分子分光・構造化学の研究を行っています。回転分光の実験では、気体の分子にマイクロ波パルスを照射することによって、回転スペクトルを観測します。量子力学の理論に基づきスペクトルを解析することに よって、その分子の立体構造や分子内・分子間相互作用を精密に決定できます。これらのデータは大気観測、宇宙に存在する分子の発見やマッピングなどの研究に応用されます。