上智大学理工学部
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02 志望動機高校では特に生物に興味を持っていましたが、文系にも興味がありました。上智大学は多くの学部が四谷キャンパスに集約され、多様な考えに触れられる環境で、理系でも他分野の専門的な授業が受けられます。こと物質生命理工学科では、化学・物理・生物を網羅的に学習が可能。また、東京への進学で視野を広げたいと考え、志望しました。理工学部での学び入学して思うことは、周りの知識レベルが高いことです。友人との会話の節々でも教養を感じます。また、印象に残っている授業は、所属している研究室の林先生の授業。細胞や器官の働きを網羅的に取り扱い、とても濃い内容でテストではみんな苦労しましたが、先生の説明の面白さやコロナ・ガン治療等の旬な話題を取り上げるなど、実生活に絡めた学びがあり、興味深かったです。研究室に配属されて生体において、神経細胞で発現する微小管切断酵素について研究しています。酵素の働きが脳で情報をキャッチする為のアンテナ形成に大きく寄与していると考え、取り組んでいます。具体的には培養した細胞にプラスミドを用いてDNAを導入し、タンパク合成をさせた後に、そのタンパクがどのような修飾を受けているか、電気泳動のバンドで調査するといった実験です。将来の展望卒業後はこのまま大学院に進学し、論文提出や学会発表に赴きたいです。将来は一般職に就くか研究職かは未定ですが、研究生活で、実用性を気にせず心行くままに一つのテーマに没頭したいです。きっとこれは大学院ならではの経験。現段階ではまだ生まれたばかりのトピックなので、自分がこの研究の第一人者になるぐらいの気持ちで臨むつもりです。Laboratories林研究室(物質生命理工学科)脳の発達のためには神経細胞が立派な突起を伸ばす必要があります。我々の研究室では、細胞が突起を伸ばす仕組みを調べています。マウスの脳から採取した神経細胞をプラスチックシャーレの中で培養し、細胞の遺伝子DNAを様々に操作した時に、突起の中の細胞骨格タンパク質がどのように変化するかを蛍光顕微鏡で観察したりしています。T.S 物質生命理工学科 4年 (撮影時2023年度)試行錯誤を、繰り返していく

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