新しい社会の創造の担い手であるために34 Message第17代 上智大学長総合人間科学部 教育学科杉村 美紀 教授研究・キャリア理工学研究科理工学専攻主任理工学部機能創造理工学科1. 高校生のときに理工系の大学に行こうと思った理由数学が得意で国語がやや苦手だったこともあり、ごく自然な流れで理系を選択しました。加え2. 理工系の良いところ、楽しいところ理工系の学問には答えがありますが、そこに行き着くプロセスは一つではありません。試行錯誤し3. 今(高校生)のうちからしておいた方が良いこと今は将来を見通すことが難しい時代ですが、人生の分岐点は突然訪れます。そのときに備えてて、父が理系だったこともあり、幼い頃から身の回りの自然現象や科学の話題に触れる機会が多かったことが、理工系への関心につながったのだと思います。高校2年生のときに受験雑誌で超伝導に関する記事を読み、基礎的な物理現象が世の中に役立つ研究に魅力を感じました。この分野の研究ができる大学を調べ、進学を決めました。ながら考えることを通して、物事を多角的に捉える力が身につき、さまざまな問題の解決に役立ちます。特に物理学は、現象を論理的に考える学問で、この思考方法は研究だけでなく、人生のさまざまな場面でも大きな力を発揮します。理工系は、新しいものを創り出し、未知の現象を解き明かしていく分野です。発見や成功の喜びを実感しやすいことも、大きな魅力だと思います。実力を身につけておくことが、高校時代の大切な役割だと思います。高校生活は、将来の選択肢を広げるための基礎を作る時期です。理工系の科目が重要なのはもちろんですが、研究開発の世界では英語力と国語力も非常に重要です。英語は科学の世界の共通言語であり、国語の力、つまり文章で考えを伝える力がなければ、申請書や企画書で相手を納得させることはできません。これらをじっくり学べるのが高校時代です。今の学びを大切にしてほしいと思います。足立 匡 教授 理工学という学問分野に皆さんはどのような期待や夢を抱いておられるでしょうか?この分野は、科学と技術の力で、未知の世界を探究し、自分の手で未来を創り出すという創造的な力をもっています。それは、科学と技術に関する基礎から応用までの知識を学ぶだけではなく、新たな技術の発明や諸問題に対する解決策の開発など、社会をより良いものにしていく重要な役割です。上智大学理工学部ならびに大学院理工学研究科は、設 立から今日にいたるまで、60年余りの歴史のなかで、基礎に重点をおく科学教育と、理学と工学の融合を謳いながら、特 徴的な発展を遂げてきました。自然科学の基礎を広く学び、そこから領域 横断的な柔軟なカリキュラムで 学びながら自分のテーマを発見し、専門性を深めていくプロセスは、複 雑化する現代社会の問題に対して柔軟な対応力や応用力を育てます。同時に、大学の創立以来の教育精神である隣人性と国際性を重視した教育研究活動では、科学教育の社会的責任と意義を重視し、貧困や環 境の問題に対して、国際的視野をもち社会的問題に貢献できる人材の育成に努めてきました。教育研究活動をすべて英語で行うコースは、20以上の国や地域の学生との学びを可能にしています。さらにグローバル・メンター制度の導入により、理工系分野における女性研究者支 援にも力を入れています。これらは持続可能な開発目標の基盤でもある多様性と包摂性、公正性を備えた取り組みです。科学と技術による未来創造への挑戦に、皆さんとご一緒させていただけるのを楽しみにしております。高校 生に送るメッセージ
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