■ 理工学部特有の施設・支援■ 言語・教育・ヒューマンデータの 処理に関する研究拠点■ 人工葉に関する研究■ アンモニア燃料を用いた カーボンフリーエンジンの開発カーボンニュートラル社会の実現を目指して、アンモニアを燃料とした二酸化炭素を排出しない自動車エンジンの研究・開発を行っています。アンモニアには、燃えにくい、窒素酸化物の排出、腐食性などの多岐にわたる課題があり、エンジン工学、環境燃焼化学、材料科学などの研究室が結集して分野横断型研究として取り組んでいます。アンモニア燃焼排気ガス処理技術の研究次世代のエネルギー問題を解決するためにクリーンエネルギーの研究が不可欠です。われわれは無機-有機半導体を組み合わせて、水の光分解を可能にする“人工葉”の研究を行っています。これまでに有機半導体、無機半導体による太陽電池の発電特性を確認し、さらにナノワイヤ構造を組み込んだ人工葉セルの開発を行っています。ソフィスティケートマテリアル評価装置理工学部特有の施設・支援を紹介します。本研究拠点では、持続可能な人類社会の実現に向け、データサイエンスを基礎とした教育・言語・ヒューマンデータに関する処理を軸とした研究を行っています。上智大学の特色である国際貢献・外国語教育・人間支援等の視点の下に、データ処理の基盤技術の開発を含む科学的基礎研究から応用研究までを行っています。言語研究も見据えた人間の音声を生成する模型32 Facilities and Support■ 研究拠点理工研究拠点は、理工学部における複合的な研究拠点として、文理融合も含めた研究を推進することを目的に利用されています。本学におけるSDGsや環境問題への取り組みの一つとして、マテリアル、光、生物、クリーンエネルギー、情報、教育等の研究分野が融合した3つの研究拠点が活動しており、研究への参画と最先端の計測機器の利用が可能です。■ テクノセンターについてテクノセンターは理工学部の各研究室の研究実験装置の設計製作や改修、実験実習の指導、設計製図科目の支援などを行っています。本学独自の同センターは、理工学部開設と同時に、当初は「機械工場」として設立されましたが、その後、加工だけでなく、設備・装置の新規設計にも対応できるように発展してきています。今日では、数値制御工作機械をはじめとした約40台の最新鋭機を有しており、ほとんどの研究実験装置を学内で独自に製作でき、依頼した学生・教員が納得いくまで改良しながら最先端の研究装置を開発できるようになっています。また、機械加工技術、設計技術についての高度な専門知識と技能を有する技術職員が学生の教育研究を温かく支援しています。 施設・支援施設・支援
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