研究室研究室紹介■ 竹原研究室(機能創造理工学科)人の評価構造を解明し、モノづくりの指針を作る2314研究に取り組んでいます。好みを類型化し、考え方や感じ方を見える化し、製品開発における指針に落とし込むことで、精度の高い「人間中心設計」ができると考えています。研究に使う学問は、機械力学、制御工学、そして感性工学です。高校の理科の授業で習う力学の応用も多く用いているので、高校で習ったことが実際に製品開発の現場で使われるのを知ることができて、おもしろいですよ。竹原 昭一郎 教授ラケットなどのスポーツ用具のマッチングモーションキャプチャ装置を使って、スポーツにおける体の動きをデータとして取り込み、道具を変えるとスイングがどう変化するかを調べています。291和気藹々とした雰囲気の学生部屋。 2開発している宇宙用ロボット。 3モーションキャプチャの動きの確認。 4テニスのスイング動作の計測実験。人がモノを使うときに感じる「使い心地」を、アンケートで調べ、製品の評価に使ったり、設計に応用したりする試みは、製品開発の場で広く行われています。しかし、私たちにはそれぞれ「好み」があり、好みによって真逆のものを「快適」と感じることがあるため、全員を1つのまとまりとして見てしまうと、製品開発の方向性を定めるのが難しくなります。そこで当研究室では、人の評価構造を知る研究例自動運転時の快適なブレーキパターン乗っている人に合わせた最適な方法で止まる自動運転ができるよう、乗車時に人が心地よいと感じるブレーキのかけ方を調べ、好みを類型化しています。
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