1 導入・不等式による評価(1):誤差・近似 2 不等式による評価(2):極限・ε-δ論法 3 不等式による評価(3):ε-δ論法の証明の書き方・ Taylor展開への導入 4 Taylor展開とは:例と利用 5 級数和の収束と発散・絶対収束・条件収束 6 級数和の収束・発散の簡単な場合の判定法 7 冪級数とその収束半径・Riemannのζ関数・ Taylorの定理 8 平均値の定理からTaylorの定理に至る話・ Taylorの定理を用いた剰余項の評価 9 Taylor展開の利用と応用:近似値計算と誤差評価・ 項別微積分・極限計算 ⓾ 逆三角関数などの新しい関数・Eulerの公式 ⓫ 積分の基礎付け(1):定積分の定義 ⓬ 積分の基礎付け(2):連続関数の積分可能性 ⓭ 広義積分とその収束と発散・広義積分を用いて 定義される関数の例(Γ関数・Β関数) ⓮ 色々な積分の計算とその背景理工学部の共通科目をご紹介します。10 Common Courses授業計画Class Schedule理工学部の学び一変数の場合を中心に、微分積分など数学に於ける解析的手法を扱います。高校までの「等式の数学」で余り触れられない「不等式による評価」の話から始めて、Taylor展開の理論を大きなテーマとし、極限・収束・無限和・微分・積分・近似計算などを関連付けて講義します。高校までで学んだ知識も活用する一方、それらのより確かな基礎付けも与えます。問題演習や多くの例を通じて理論的な事項を実感すると共に、将来出会う様々な実例に馴染むことが大切です。主な授業の流れ数学BⅠ理工共通科目Ⅰ群(1年次必修科目)理工共通科目
元のページ ../index.html#12